ある女性建築家の暮らし

設計事務所をしながら、三姉妹を育てています。女性であり仕事をもち子供がいること。悩みの多い毎日について書きとめていきます

もう一人の女性建築家

先週末はお友達の女性建築家の手がけた建物が竣工したので、見学会兼勉強会に行ってきました。

こういう催しに参加するのは久しぶり。

見学会は週末のことが多く、保育園は小学校がないのでちょっと出にくいし、勉強会は皆仕事が一段落つく夜に行われることが多いので。

ただ、今回は1歳のお嬢さんがいらっしゃるので、次女と三女を連れて出かけてみました。

入口を一歩入って、圧力を感じるほどの濃い空間!

空間が濃いというのでなく、彼女がこれまで積み重ねてきた彼女らしい装置が満載!

ふと振り返ると、娘たちはガールズ同士お絵描きに突入しているよう。これでゆっくり見られるぞ。

ということで、建物中心を貫くトップライトの下、階段室を登って堪能させてもらいました。

階段を中心に四方八方にいろいろな大きさ、高さの部屋がとりまく構成ですが、それぞれの部屋から感じるイメージがとても多彩で楽しい!

その多彩のあり方が、テーマ重視の建築業界では珍しいと感じました。のちの勉強会でもそのあたりは議論にのぼっていて、女性的というような意見もありました。

私自身、各々の場所のイメージをきちんとまとめたいという気持ちはあるので、うなずかされる反面、やはり建物全体に通じるテーマが幹としてあって、構造やディテイルはそれを強化するべき、というような考え方をどうしても捨てられないので、これはむしろ世代差なのかも?

そして家中をすみずみまで見せてもらっての感想は、「なんだか羨ましい!」

何がかといえば、その自由さとしなやかさと強さかな?

男性のお仕事に、関心はしても、嫉妬はしないので、すごく気持ちはよくわかるけど、自分にはできない!!!という羨ましさなのではと思いました。

帰り道での娘たちの感想。

「素敵なおうちだったわ〜❤️うちと交換したい」

「…」